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フライウィールの5つのバリューとValues Office Hour

はじめに

こんにちは、カルチャーチームの小圷です。
フライウィールは「データを人々のエネルギーに」を企業のミッションとしています。企業と社員の成長につながる行動指標として私たちは以下の5つのバリューを掲げています。
「Believe in Data」
「Focus on impact, and decide what you do not do」
「Move fast, and break things」
「One for all, all for one Goal 」
「 Respect open communication and feedback 」

5つのバリューを社員全員が深く理解し自分らしく体現している状態は、フライウィールのミッション実現を加速すると考えています。バリューの体現を、横断的且つボトムアップで支援することもカルチャーチームのひとつの役割りです。
設立3年目の今年は大勢の仲間を迎え、今年入社の社員数が全体の約半数を占めています。そんな中、新型コロナウイルスの影響でリモートワークも多くなり、私たちが大切にしたいバリューが果たして社員全体に浸透されているのかが確認しづらい状態に歯痒さを感じていました。
そのためカルチャーチームでは、フライウィールのバリューの成り立ち、共同創業者が込めたバリューへの思いを社員全体に今一度発信し、バリューへの理解と浸透を図る活動を行いました。その名も「Values Office Hour(以下VOH)」です。VOHは月に1度、毎回1つのバリューをアジェンダとして、計5ヶ月にわたり開催しました。

Values Office Hourの活動目標

活動を下期に始めるにあたって5ヶ月後のゴールを設定する際、カルチャーチームでは「バリューを体現する行動を積極的かつ日常的に称賛しあえる状態」になっていることが理想と考えました。実現の為に、私たちは次の2つを成果指標としました。
①全5回のVOHに、任意ではあるが自主的に全員がどれか一つでも参加していること
②Slackのワークフローを活用し、相手の言動をバリューに紐づけて称賛する(以下Shout-out)回数が上期より劇的に増えること。
成果指標を基盤とし、VOHの場ではバリューへの理解と見解を社員同士でディスカッションしたり、バリューに関連するゲームや外部の方を招いての講演を開催しました。一人一人がフライウィールのバリューを今一度深く考え、バリューが体現できているのかを振り返ってもらう機会をつくりたかったからです。
企業文化のサクセスというのは定量的に測りにくいものと言われます。その中でも、VOHの場で見えてくる一つ一つのデータ(この場合は出席率、アンケートのフィードバック、VOH中の社員の実際の発言から見えるインタラクションなど)を様々な角度から見てその意味を考えていくことで、改善に繋げ、私たちが目指している状態に少しでも近くのではないかと考えました。

結果

毎回のVOHで取れたデータを元に、出席率の低さの原因究明やコンテンツの見直しを行いました。それらを次回VOHに反映させるプロセスを回した結果、目標に対して下記のような状態を実現することができました。
①全員がVOHに一回でも参加する→参加率は第4回の時点で参加率が98%、最終回の第5回では全員参加達成
②Shout-out数の劇的な増加→224件と上期106件より2倍近く、週に2回だった頻度が週4回以上、社内で称賛の声が届く状態に
任意でありながらもカジュアルなコミュニケーションの場としてVOHを設けたり、下記のワークフローなどのツールを活用したりすることで、より気軽に感謝の気持ちを伝えるようになった環境は、私たちが目指していた光景に少し近づいたと感じています。
今回私たちが考えたSlackのワークフローは、まずは「身近に手軽に」を大切にして下記のように導入してみました。称賛したい人と関連するバリューをプルダウンから選択して、Shout-outのメッセージをそのまま社内に共有できるフローです。

Shout-outのデータ一つを取っても、部門によって出現するバリューに偏りがある一方で、全体で最も多く使われているバリューなどが見え、現状把握の一助となります。一見、誰も気に留めないような小さなデータでも問題解決やアイディアのヒントにも繋がるので、改めてデータの持つ可能性について実感しています。
CEO横山とCTO波村からも、議論をする際に常にデータ、つまりファクトをベースに話せるカルチャーにして行きたいこと、そしてバリューを体現した組織になるにはここにいる社員全員の協力が必要というメッセージがありました。
カルチャーやバリューは組織同様、生き物のように常に変化するものであり、だからこそ日々のメンテナンスが重要になります。今後のフライウィールのカルチャー活動にもご注目ください!


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また、ストラテジックビジネスマネージャー、データアナリスト、データサイエンティストなどの新しく価値あるプロダクトを一緒に生み出すメンバーの採用を積極的に行っています。


Author: 小圷加代子(ピープル & カルチャースペシャリスト)
ピープル & カルチャースペシャリストとして、社内イベントの企画、オフィス運営、カルチャー推進を担当。前職のMicrosoft DevelopmentではエンジニアチームのAdministration Assistantを担当。