Senior Business Development Manager 藤本 敦

扱っている事柄が実に広範囲なフライウィールの事業開発

2000年にキャリアをスタートさせてから、有形・無形商材問わず、主にソリューション営業に従事してきました。最も長いキャリアは2008年から2021年の13年間勤務したゼンリンデータコムです。親会社であるゼンリンの地図を活用したソリューションを提供している同社で、私は事業責任者として大手自動車メーカーとの新規ビジネス創出のリードと、R&D責任者としてドローン向け3D地図を活用したソリューション開発に携わってきました。他にも自動車メーカー向けのビジネス創出と、地図・位置情報・ナビゲーション領域においてキャリアを重ねました。

フライウィールでは、BizDevチームで事業開発に携わっています。事業開発と一言で言っても、フライウィールの場合は扱っている事柄が広範囲で、データを基点とした無限大のアプローチで顧客の課題解決を図っています。さらに顧客が持つデータの量と種類も膨大です。フライウィールでは無数のデータを用いて、多様なアプローチによって事業開発を展開しています。

具体的なプロジェクトとしては、私は大手メーカーの品質改善を目的とした案件に携わっています。過去のトラブル情報や各種報告書などの多様なデータを構造化された1つのデータとして統合し、品質部門の従業員が自社製品の品質向上のためにご利用できるソリューションを構築している最中です。

メンバーの情熱に触れ、フライウィールへの参画を決意

フライウィールには、リファラル採用で入社しました。きっかけは、ゼンリンデータコム時代の同僚だったBizDevチームの神門です。彼を経由し、フライウィールとつながりました。カジュアル面談という形で社長の横山や取締役CTO 波村との対話を重ね、フライウィールの理解を深めていきました。

入社前の対談で最も印象的だったのが、現在Director of Data Solution の大柳から紹介された、TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブの事例の話です。ちなみにこちらの事例は、需要予測による発注部数の適正化・品ぞろえの最適化を実現することで実売率を改善し、委託販売から買い切り方式へのビジネスモデル転換を加速させるという、インパクトの大きなプロジェクトでした。そんな大がかりなプロジェクトについて大柳は「毎週大変なんですよ〜」と言いながらも充実している表情を目の当たりにし、「このような現場だったら自分もさらに成長できる」と確信しました。

参考記事:導入事例:カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(TSUTAYA)

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フライウィールのカジュアル面談やメッセージでのやり取りは約1年に及びました。その中で、フライウィールメンバーの「世の中を変えていく」という情熱に魅力を感じ、正式に選考を申し込むことにしました。リファラル採用であっても、選考フローは通常と同じく書類選考後に4回面接がありました。1年間熱心にアプローチしていただいた手前、私は「ここで落ちたらかっこ悪い」と思い、面接は相当気合いを入れました(笑)。選考の結果、無事内定をいただきましたが、面接官は神門やカジュアル面談で会ったメンバーではなく、初対面のメンバーです。知り合いやカジュアル面談での関係性に関わらず、公平に評価していただいたと感じ、安心して内定を受け入れることができました。

マインドセットを切り替え、素直な気持ちで業界・企業のスピード感に慣れていく

フライウィールに入社した当初は、業界と社内のスピード感に慣れるのに苦労しました。「そういう業界であり、会社である」とマインドセットを切り替え、自分が慣れていこうと心に決めました。

また、入社した直後は特定のクライアントを受け持っていませんでした。そのため、他のメンバーのプロジェクトの進捗を確認しながら、手探り状態で業務を進めなくてはならなかったので、フローに慣れるまでは少し時間を要したことがあります。

業務を進めるうえで、不明点があった場合は、「この先のオペレーションはどうでしたっけ?」「滞っているものは、どうアプローチするのが良いでしょうか?」などというように、自分から周りのメンバーに質問をしていました。わからないものは、わからないものです。変な見栄やプライドを張らずに、周りのサポートを受けながら不明点を着実に解消して仕事を進めることが一番大切だと思います。

ビジネスと人間関係を「良いものにしたい」というカルチャーが自己成長につながる

フライウィールに入社して衝撃を受けたのは、エンジニアのビジネスに対する関心度の高さです。

一般的にエンジニアはプロダクト開発領域の関心が強いイメージがありますが、フライウィールのエンジニアの場合、「このビジネスは3年後にはどのように展開している想定ですか?」「その進め方だと概念実証で終わるかもしれないので、このやり方はどうでしょうか?」など、ビジネスにまつわる度肝を抜かれる質やアイデア出しを積極的に行っています。あくまでもそれは嫌がらせというレベルで質問しているのではなく、ビジネスを成功させたいという純粋な思いからの質問だと感じました。エンジニアからの本質を突いた質問は、プロジェクトを進めていくうえでヒントになることも珍しくありません。

私が質問をしても、フライウィールのメンバーは嫌な顔一つ見せず対応してくれました。また、一人でいたら積極的に話し掛けてくれたり、1on1ミーティングを設定してくれたりと、非常にポシティブなカルチャーです。

困っている人を積極的にフォローする文化は、社員の親切心に加え、「メンバーの成長は会社全体の利益につながる」という考え方が根付いているからだと感じます。

私はフライウィールの業務を通して、社会課題の解決を追求したいと考えています。そのきっかけとなったのが、前職に携わったプロジェクトです。当時、人口減少や検査員の不足を背景としたドローンの活用による社会インフラの劣化度を計測するプロジェクトに取り組んでいましたが、私のデータビジネスに関する知見が不足したことが相まって概念実証で終わってしまいました。今でもそれが悔しい思い出として残っています。

フライウィールでは、既存サプライヤーさまも苦戦するような社会的に大きなインパクトを与えられるプロジェクトに携わることができます。前職の教訓を活かすとともに、データビジネスへの知見をさらに蓄積し、社会課題解決につながるビジネスを手掛けていきたいです。

 

※所属・業務内容は取材時点のものです。

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