Senior Business Development Manager 小西 敦士

Business Development Manager としての業務内容

2020年1月に参画したフライウィールでは、一貫してBusiness Development(以下、BizDev)部門にて事業開発と営業を担当しています。主な業務は、新規顧客の開拓から既存顧客のクロスセル・アップセル、そして獲得したプロジェクトの進行支援です。社内のマーケティングチーム、エンジニアリングチームと連携しながら、顧客の事業伴走を進めています。

入社してから最初の3年間は、通信キャリアや小売企業を対象としたプロジェクトを担当してきました。現在では、複数の顧客を担当するプレイヤーとしての役割に加え、マネージャーとしてチームメンバーの目標設定や商談サポートなど、マネジメント業務にも携わっています。

仕事のやりがい

フライウィールでの仕事には、私にとって大きく2つのやりがいがあります。

一つ目は、業務を通して企業の本質的な課題に向き合えることです。私が「本質的な課題」と呼ぶのは、一つの問題だけでなく、それに関連する他の課題も含まれています。これらの課題の一つひとつに目を向け、解決へと導くことが私の役割です。

特定の課題にフォーカスしたSaaSサービスを提供するデータソリューション・AI企業は、多数存在し、それはそれで高い付加価値があると思います。一方で、フライウィールは、データを起点にして、より幅広い課題に対して価値を提供できます。例えば、事務用品の通信販売を手掛ける企業さまの事例では、顧客接点や物流・販売などバリューチェーンの中の特定のプロセスではなく、バリューチェーン全体の最適化を目指すプロジェクトを進めています。

参考記事:導入事例:アスクル株式会社(ASKUL)

もう一つのやりがいは、常に進化し続けるデータ・AI領域の最新技術を活用し、企業の競争力を伸ばす取り組みに携われることです。データ活用プラットフォーム Conata(コナタ)や優秀なメンバーと一緒に、本質的な課題の解決を試み、企業の競争力を伸ばす取り組みに携わっています。データ・AI領域の技術は日進月歩で進化しており、特に生成AIの領域では1年前と今では実現できることが大きく異なっています。フライウィールは、この技術進化に対応するために、プロダクトチームを中心に積極的な技術検証、プロダクト化を行い、顧客に最新の技術力を活かした提案を提供しています。

打席の数を求めてフライウィールへ

前職の大手SIerでは、新規営業から新規事業立案、システム開発のプロジェクトリード、経営企画、スペイン企業の海外出向など、幅広い経験を積むことができました。特に、新聞で報道されるような社会的責任の重いプロジェクトにも携わったことがあります。転職した今でも一緒に飲みにいける同僚が多く、人間関係にも恵まれていました。

恵まれた環境だった前職の大手SIerでやりがいを持って仕事をしていましたが、大手企業という特性上、システムやソフトウェア、データには安全性や可用性(※システムが停止することなく、安定的に稼働し続けること)が求められ、重厚長大なプロセスがどうしても必要でした。

一方、フライウィールのようなスタートアップ企業では、課題仮説を立て、スピード感をもってプロジェクトを提案し進めることができるため、大手企業よりも自ずと打席は多くなります。

では、なぜ「打席(=経験)」の数を求めていたのか――。それはシステムやソフトウェア、データの価値がこれまでの連続性にない時代に突入したからです。

今求められるのは、新システムやデータでどのようにビジネスを変革し、新たな意思決定をするかという視点です。だからこそ、より多くの経験、すなわち「打席の数」が不可欠です。未知の状況に挑み、失敗を恐れずに経験を積むことで、個人と組織は成長します。そう感じたからこそ、フライウィールを選びました。

フライウィールに入社してみて感じたこと

フライウィールに入社して、自分が求めていた打席(=経験)の数を確実に増やせました。スタートアップ企業ならではのスピード感で、「課題仮説の分析→提案→商談獲得→プロジェクト立ち上げ→仮説検証」のサイクルを迅速に回すことができます。

顧客とのコミュニケーション機会も前職に比べて増えました。前職ではプロジェクトの規模が大きいため、担当する顧客が1社のみだった時期もありましたが、フライウィールではチーム全体で20〜30社の顧客を抱え、見込み顧客も含めるとアプローチできる顧客数は100社を超えています。

さらに、時間の使い方にも変化がありました。今では社内業務や会議の調整に費やす時間が減り、その分、課題仮説の分析や提案書の作成といった顧客に向き合う時間を多く取れるようになりました。本質的な事柄を解決するための時間も増え、より集中して取り組むことができています。

面接での出来事

トータルで4回行われた入社面接は、一方的に私が質問を受けるというよりも、相互に理解を深め合う場だと感じました。もちろん、面接では自分の経歴や入社後にやりたいことなどを話しますが、フライウィールからも自社で取り組んでいることや事業展望についての説明がありました。面接の回数を重ねるごとに、フライウィールの求職者に対してフラットに対応する姿勢を垣間見ることができたので、「フライウィールに入りたい」という思いが強くなりました。

余談ですが、初回の面接で私は面接したオフィスにカバンを忘れて帰ってしまうというエピソードがあり、フライウィールではそれがネタとなり、一時期「カバンの人」と呼ばれていたこともありました(笑)。

どんな人と働きたいか

フライウィールには、GAFAM(※)出身のエンジニアなど、さまざまなバックグラウンドを持つ人材がそろっています。当社の経歴が豊かなメンバーと一緒に、良いサービスを提供して、顧客や社会が抱える問題を解決したいという志を持てる人と一緒に働きたいですね。

フライウィールの経営陣は、志が高い人材に向けた全面的なバックアップを惜しみません。課題を解決したから終わり、問題を提議したら終わりという姿勢だけではなく、企業と伴走しながらスピード感を持って本質的課題を解決したい方にとって、フライウィールはうってつけの職場だと思います。

特にBizDevは、多種多彩な技(=テクニック)で業務が成り立っている総合格闘技のような職種です。商談獲得や本質課題への洞察、ビッグビジョンの描き方やコミュニケーション、AI・データ領域の技術など、さまざまな領域のスキルや知見を駆使しています。ビジネスパーソンとして総合的な知識を積みたい方にとっては、BizDevというフィールドでキャリアを重ねるのも面白いと思います。

データ・AI産業の市場はさらなる拡大が見込まれており、日進月歩でさまざまな技術が開発されています。「このダイナミックな変化を傍観するのか、それとも当事者になるのか」を自分に問いかけ、当事者として、一緒に社会・企業にインパクトを与えたいと思える求職者の方がいらっしゃれば、ぜひ、次のフィールドとしてフライウィールをご検討ください。

(※1)Google・Amazon・Facebook(現 Meta Platforms, Inc)・Apple・Microsoftの企業名のそれぞれ頭文字をとった呼び名

 

※所属・業務内容は取材時点のものです。

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