Program Manager 熊谷 晃

優秀なメンバーと共に顧客価値にこだわりたいという思いが入社への動機

フライウィールに入社するまでは、複合機のファームウェア開発やWebアプリケーション開発に従事したり、プロジェクトマネージャーとしてクラウドネイティブでのスマートシティプラットフォーム開発に携わったりと、合計4社で様々な開発領域の経験を積み重ねてきました。その中で顧客価値にもっとフォーカスしたいと思っていました。

フライウィールを知ったきっかけは、採用担当者からビジネスSNSであるLinkedIn (リンクトイン)経由でもらったメッセージです。

面接プロセスを通じ、フライウィールの入社の決め手となった1つのポイントが、GAFAM(※)出身者や業界をリードしている企業出身者が多数在籍していることです。私は「フライウィールに入れば、業界をリードしている企業のカルチャーやスキルセットが学べそう。それは顧客価値にフォーカスできることに繋がる」と思い、転職を決めました。

面接プロセスでの面接官・リクルーターとの会話は私の中では緊張よりも楽しい時間で、このメンバーと仕事が出来たら楽しいだろうし、顧客の価値にこだわった仕事ができるだろうと思っていました。実際、リクルーターと面談した際は盛り上がって30分枠のはずが60分ほど会話していた記憶があります。

(※)GAFAM:Google・Amazon・Facebook(現 Meta Platforms, Inc)・Apple・Microsoftの企業名のそれぞれ頭文字をとった用語

3者の言葉をわかりやすく「いかに伝わるように翻訳して連携するか」を意識する

フライウィールでは、Program Managerとしてプロフェッショナルサービスにおけるプログラムマネジメントを担当しています。プログラムをマネジメントするためには、それを構成するプロジェクト自体をマネジメントし、1つ1つのプロジェクトを成功させる必要があります。具体的にはプロジェクトの計画・実行・監視を行い、プロジェクトの成功を重ね、プログラムを達成できるよう管理するのが私のミッションです。そのための業務は本当に多岐にわたります。

例えば、プログラム・プロジェクトが開始する前には、ビジネスメンバーと共にプリセールスを行います。「お客様が抱える課題をフライウィールが解消できるのか」「それはフライウィールが解消すべき課題なのか」「フライウィールが提案しようとしている解決策はお客様に最適なのか」などを、お客様も交えて整理します。プログラム・プロジェクトの方向性が決まったら、それを完遂するのにどの程度の人数と時間が必要なのか見積もりをエンジニアと共に行います。

プログラム・プロジェクトがスタートして以降は、目指すゴールに向けて顧客と積極的にコミュニケーションを取り、問題が発生した場合はエンジニアと連携して解決策を講じながら推進しています。

フライウィールでは、スクラム開発を取り入れているため、スプリントプランニング・レトロスペクティブなどのスクラムイベントの計画・ファシリテーションなどスクラムマスターを担当するときもあれば、ユーザーストーリーを用意し、プロダクトオーナーを担う時もあります。

Program Managerの役割は、プログラム・プロジェクトを完遂するために、お客様・ビジネスサイド・エンジニアの3者をつなぐ、いわば「橋渡し」の様な存在です。例えば、エンジニアのプログラミング言語ベースの話を顧客にそのまま伝えても、コミュニケーションが成り立ちません。Program Managerとして「いかにそれぞれの言葉を翻訳して、異なる立場の人にわかるように伝えるか」を意識し、仕事をするうえで、3者と連携することを大切にしています。

また、フライウィールでは、自分たちがより効率的に仕事ができ、お客様に対しても価値を提供し続けられるように自らルールや仕組みをつくる(または改訂する)カルチャーが根付いています。私の場合、フライウィールで採用しているスクラム開発(※)に関するレトロスペクティブやストーリーポイント見積もりなどのガイドを作成し社内に展開しています。ガイドを展開する際も、マネジメントするメンバーだけではなく、エンジニア・お客様にとってもメリットがあることをチームに理解してもらった上で進めることが大切です。現状を当たり前だと思わず、新しい仕組みをつくれる点はフライウィールならではの醍醐味だと思います。

(※)スクラム開発:アジャイルソフトウェア開発のためのフレームワークで、複雑な問題に対応する適応型のソリューションを通じて、⼈々、チーム、組織が価値を⽣み出すための軽量級フレームワーク(引用元 スクラムガイド

Program Managerになってから相手の立場に立って考え、行動することが増えた

入社したての頃は、最初は「GAFAM出身」や「東大卒」という輝かしい経歴を持つメンバーの多さにやや圧倒されましたが、それは最初のうちだけでした。フライウィールのメンバーは、役職や年次、バックグランドに関係なく、皆がフラットに会話をしています。恐らく肩書きを意識している人はいないでしょう。

あとは各メンバーが、「Why・What」を意識して動いているのも、フライウィールのカルチャーの特徴です。例えば、ミーティング一つとっても「目的が何か」「それはなぜか」をクリアにしてからミーティングを開始し、課題をより明確にしたうえで、本質的な解決ができるようにしています。フライウィールでは、それぞれの目的に向けたコミュニケーションが非常に活発だと思います。

スクラム開発でのタスク管理の最小単位として、バックログというものが存在しますが、それを記載する際のテンプレートにも「Why・What」のキーワードは含まれていて、それらを意識しないことは基本的にはありません。

私は入社してから、弊社ならではのカルチャーの影響で「これで本当に顧客の課題が解決するのか」という視点を以前よりも意識するようになりました。例えば、お客様から「このデータをExcelファイルでダウンロードしたい」というご要望があっても、「Why」の観点から「なぜExcelファイルをダウンロードしたいのか」を考えます。実際に、その時はExcelファイルのダウンロードが目的ではなく、ある指標について集計を行いたい異常値を確認したいことが本当の目的だとわかりました。本当の課題・目的が分かれば、集計結果が見れるダッシュボードを構築するという提案が行えます。お客様に対し、より多くの価値を提供するために、この視点を持つことは非常に大切だと思います。

フライウィールのProgram Managerは、相手を問わずコミュニケーションが非常に多いポジションなので、日頃のコミュニケーションが苦にならないという方が向いているでしょう。ちなみに、日によっては朝から晩までオンラインミーティングが続くことがあります。

重ねて申し上げますが、Program Managerはお客様と社内をつなぐ役割を担っており、それぞれの言葉を相手にわかりやすく伝え、各所と連携することが何より大切です。

営業(プリセールス)やエンジニアリングの実務経験があれば、より相手の立場を考えられたり、実体験を元にProgram Managerとして活躍できると思います。

 

※所属・業務内容は取材時点のものです。

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